
「“愛”はどの辞書にもある。それほど大事なものだ」
しみじみとした余韻を残す人間ドラマ。美しいロケ地と音楽が素晴らしいミュージカル映画『チップス先生さようなら』が、BSで放送されます。
この記事では、『チップス先生さようなら』のあらすじとキャスト、見どころについてお伝えします。
- 『チップス先生さようなら』(1969)BSでのテレビ放送(2023)はいつ?ロケ地はどこ?
- 『チップス先生さようなら』あらすじ【生徒から不人気の教師に,運命の出逢いが?】
- 『チップス先生さようなら』(1969)登場人物&キャスト
- 感想:懐かしさとしみじみとした感動をくれるミュージカル映画
目次
『チップス先生さようなら』(1969)BSでのテレビ放送(2023)はいつ?ロケ地はどこ?
『チップス先生さようなら』は1969年のアメリカ・イギリス合作映画。
堅物な教師がミュージカル女優と運命的な出会いをはたす、ミュージカルです。
| 映画『チップス先生さようなら』概要 | |
|---|---|
| 原題 | Goodbye, Mr. Chips |
| 上映時間 | 151分 |
| 監督 |
ハーバート・ロス(『愛と喝采の日々』) |
| 原作 | ジェームズ・ヒルトン『チップス先生さようなら』 |
| 音楽 | ジョン・ウィリアムズ(『E.T.』) |
| 出演 | ピーター・オトゥール、ペトゥラ・クラーク |
| 受賞歴 | ゴールデングローブ賞 主演男優賞(ピーター・オトゥール) |
1939年にもロバート・ドーナット主演で映画化されており、2回目の実写化となります。
13:00 ~ 15:56
チップス先生とミュージカル女優・キャサリンが運命的な再会をはたすのは、イタリアの古代都市・ポンペイ(※ 本ページのタイトル画像)です。ナポリ近郊にあった都市ですが、西暦79年のヴェスヴィオ噴火で地中に埋もれ、遺跡として残存しています。
また、チップス先生とキャサリンが歩きながら、キャサリンの歌「Walk Through the World」が流れるのは、ロンドン西部のチジックにある川沿いの村「ストランド=オン=ザ=グリーン」です。
『チップス先生さようなら』あらすじ【生徒から不人気の教師に,運命の出逢いが?】
イングランド南部。寄宿学校につとめるチップス先生(ピーター・オトゥール)は、古典を教えています。教育熱心ですが融通がきかず、生徒たちからは不人気でした。
さて。夏休みになり、チップス先生は友人とイタリアへ旅行します。途中、ロンドンに立ち寄った二人はミュージカルを観劇。友人に紹介され、チップス先生はミュージカル女優のキャサリン(ペトゥラ・クラーク)と知り合います。
その後、チップス先生とキャサリンは、イタリアの古代都市・ポンペイ遺跡でまさかの再会。意気投合した2人は、恋に落ちます。
夏休みが開け、チップス先生はキャサリンを伴って登校します。華やかなキャサリンは、生徒たちのあいだで人気者になります。しかし、快く思わないサタウィック卿は、キャサリンを追い出そうとして・・・
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『チップス先生さようなら』(1969)登場人物&キャスト
チップス先生(アーサー・チッピング)
演:ピーター・オトゥール
Peter O’Toole & Petula Clark
Goodbye, Mr. Chips 1969
Directed by Herbert Ross
This of James Hilton’s novel concerns shy withdrawn English schoolteacher Arthur Chipping, who falls for showgirl Katherine Bridges while teaching at Brookfield Boys’ School outside London in the 1920’s pic.twitter.com/ihdO5HyF2z— ERNIE BOND – VARIED SUBJECTS AND CURIOSITIES (@ERNIEBOND6) April 25, 2025
(出典:ERNIE BOND on X)
主人公。イギリス南部のパブリック・スクールの教師。
チップスを演じたのは、アメリカの俳優ピーター・オトゥール。
高貴な顔立ちから王族や軍人を演じることが多く、数々の名作に出演しています。
・『アラビアのロレンス』(1962)・・・アラブ民族国家の独立運動を支援したイギリス軍将校の半生を描く、歴史ドラマ。
・『おしゃれ泥棒』(1966)・・・贋作画家の娘が、父の悪事がバレる前に展示中の作品を盗もうとするロマンティック・コメディ。
・『ラストエンペラー』(1987)・・・清朝最後の皇帝・溥儀(ふぎ)の生涯を描いた歴史もの。
キャサリン・ブリッジス
演:ペトゥラ・クラーク
チップスが思わず“ひどい音楽劇”と表現した、ミュージカルの出演女優。
堅物なチップスにユーモアを感じ、ひかれてゆく。
キャサリンを演じたのは、イギリスの歌手ペトゥラ・クラーク。全米チャートをも賑わした、60年代を代表するシンガーです。
〈代表曲〉
- 『愛のシャリオ』(I Will Follow Him)
- 『恋のダウンタウン』(Downtown)
- 『マイ・ラヴ』(My Love)
『愛のシャリオ』(I Will Follow Him)は、『天使にラブソングを…』でも使われています(クライマックスで合唱隊のみんなで歌う曲)。
サタウィック卿
演:ジョージ・ベイカー
感想:懐かしさとしみじみとした感動をくれるミュージカル映画
「筋は回りくどいが、盛り上げ方が巧みです。大詰めでのあなたは素晴らしかった」
「それはエドナよ」
「お二人はよく似ていた」
「そう? エドナは53歳よ」
堅物のチップス先生と、華やかな女キャサリン。住む世界が違いすぎて会話もかみ合わない二人が、イタリアの古代遺跡で運命の再会!
古典に詳しいチップスのガイドにより、二人が距離を縮めてゆく展開はロマンチックです。
チップスに同伴して寄宿学校にやってきたキャサリンは、一躍人気者に!
生徒を巻きこみ、歌って踊ります。
いつもいかめしい顔をしていたチップス先生が、柔和な笑顔で生徒たちを眺める姿は微笑ましいシーンです。
いま報われない人でも、人への接し方を変えることで、いつか幸せな瞬間が訪れるに違いない。そんな気持ちにさせてくれる、心に残るミュージカルです。