『ユー・ガット・メール』あらすじ&キャスト【心揺さぶるロマンティック・コメディの元ネタは?】

「変化はいいことだって人はよく言うけど、それって望まないことが起こった時に使われる言葉よね」

 

『プリティ・ウーマン』や『ノッティングヒルの恋人』に並び、ロマンティック・コメディの名作として人気の高い映画『ユー・ガット・メール』

この記事では、『ユー・ガット・メール』のあらすじキャスト元ネタとなった映画についてお伝えします。

 

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『ユー・ガット・メール』BSでのテレビ放送(2025)はいつ?原題の意味は?

『ユー・ガット・メール』は1998年のアメリカ映画。

インターネットで知り合った男女が、メールを通して心の距離を近づけてゆくロマンティック・コメディです。

映画『ユー・ガット・メール』概要
原題/英語タイトル You’ve Got Mail
上映時間 119分
監督

ノーラ・エフロン(『恋人たちの予感』)

脚本 ノーラ・エフロン
音楽

ジョージ・フェントン(『恋はデジャ・ブ』)

出演 トム・ハンクス、メグ・ライアン
 『ユー・ガット・メール』のテレビ放送は、2025年11月17日(月)。NHK BSの「プレミアムシネマ」にて。
 13:00 ~ 15:00

原題は【You’ve Got Mail】。英文法でおなじみの、現在完了形ですね。
直訳すれば、「ちょうど今、メールを受信したところだ」という意味にります。

どんな話?『ユー・ガット・メール』あらすじ【現実では商売敵でも,ネットではメル友?】

マンハッタンのアッパー・ウエストサイドに住むキャスリーン(メグ・ライアン)は、母から継いだ児童書専門の書店を経営しています。

キャスリーンはコラムニストの恋人がいましたが、こっそりメールを送り合う「NY152」という相手がいました。キャスリーンは「ショップガール」というハンドルネームを使い、お互いの素性を知らないまま「NY152」とメッセージを送り合っていたのです。

 

いっぽう。「NY152」の正体は、巨大書店チェーン【フォックス・ブックス】の御曹司・ジョー(トム・ハンクス)でした。ジョーはたまたまキャスリーンの店を訪れますが、ライバル店の経営者だと知られたくないため、名乗れませんでした。

 

しかし、出版パーティでジョーとキャスリーンは再会。ジョーが大型書店の経営者だと知ったキャスリーンは、敵意をむき出しにします。

キャスリーンはメールを「NY152」に送り、仕事の悩みを打ち明けますが・・・

2大スター,トム・ハンクス&メグ・ライアン出演!登場人物&キャスト

ここで紹介する吹き替えは、DVD版のもの。NHK BSの放送は字幕スーパーです。

キャスリーン・ケリー

演:メグ・ライアン/吹き替え:こおろぎ さとみ

(出典:MSN India on X)

児童書専門の小さな書店【ザ・ショップ・アラウンド・ザ・コーナー】を経営する女性。大手書店が近くに新店舗を出したため、自分の店の売り上げを心配する。メールのハンドルネームは「ショップガール」。

 

キャスリーンを演じたのは、アメリカの俳優メグ・ライアン

1989年の恋人たちの予感のヒットで、“コメディエンヌ”としての地位を確立。『めぐり逢えたら』や『フレンチ・キス』といった恋愛コメディ映画で、人気を博しました。

メグ・ライアン  おもな出演作

『恋人たちの予感』(1989)・・・つかず離れずの関係だった男女が、11年後に結ばれる恋愛コメディ。

『めぐり逢えたら』(1993)・・・ラジオ番組を通じて知り合った男女が、実際に会うまでを描く恋愛コメディ。『ユー・ガット・メール』と同じ監督・キャストの組合わせ。

ジョー・フォックス

演:トム・ハンクス/吹き替え:井上 和彦

(出典:PJ Media )

大手書店【フォックス・ブックス】の経営者。キャスリーンの店の近くに、系列店をオープンさせようとしている。

メールのハンドルネームは「NY152」。

 

ジョーを演じたのは、アメリカの俳優トム・ハンクスです。

コメディアンから俳優へ転身。「フォレスト・ガンプ」「ターミナル」など、ヒット作多数。アカデミー賞の常連です。

トム・ハンクス  おもな出演作

『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)・・・知的障害をもった青年がベトナム戦争期のアメリカをかけ抜ける、ヒューマン・ドラマ。ハンクスはアカデミー主演男優賞を受賞

『アポロ13』(1995)・・・月面着陸をめざしていたアポロ13号が、爆発事故に巻き込まれる伝記ドラマ。ハンクスは、またもアカデミー主演男優賞を受賞

フランク・ナバスキー

演:グレッグ・キニア/吹き替え:宮本 充

キャスリーンと交際しているコラムニスト。

パトリシア・イーデン

演:パーカー・ポージー/吹き替え:林 佳代子

ジョーと親しい雑誌の編集者。

50年前の映画をリメイク?『ユー・ガット・メール』の元ネタは?

『ユー・ガット・メール』(1998)の元になったのは、1940年に製作されたロマンティック・コメディ映画『桃色の店』(街角 桃色の店という表記もあり)です。

原題は、【The Shop Around the Corner】。原題をストレートに訳すと、「街角の店」です。

 

実は、「The Shop Around the Corner」は、キャスリーンが経営している書店の名前と同じなんですね。『ユー・ガット・メール』の冒頭、10分26秒ごろに店の名前を確認できます。

 

『ユー・ガット・メール』はマンハッタンの書店が舞台ですが、『桃色の店』はハンガリーのブタペストにある雑貨店が舞台。

ざっくりあらすじを説明すると・・・

 

・・・ジェームズ・スチュワート演じるアルフレッドは、【マトチェック商会】のベテラン販売主任。マーガレット・サラヴァン演じるクララが、新しい店員として採用されます。

 

アルフレッドとクララは仕事のやり方をめぐって、事あるごとに衝突。お互いに毛嫌いしていました。

しかし、実は二人とも新聞広告で知り合った文通相手がおり、顔も知らない文通相手に心ひかれていました。やがて、アルフレッドは勇気を出し、文通相手に会う約束をしますが・・・

▲クリックすると動画が読み込まれます。


 

『街角 桃色の店』は、U-NEXTAmazonプライムビデオで視聴できます。

 

『桃色の店』の監督は、ドイツ出身のエルンスト・ルビッチ
洗練されたセリフ回しには定評があり、恋愛コメディ『ニノチカ』(1939)、反戦喜劇『生きるべきか死ぬべきか』(1942)といった作品で知られています。

www.entafukuzou.com

 

『桃色の店』『ユー・ガット・メール』も、楽しい恋愛コメディです。

観客の満足度が高い理由が、物語構造にあります。

 

主人公たちは自分の欠点に気づき、文通相手(メール相手)に気持ちを吐露します。

主人公が葛藤を告白 ➤ 欠点を克服し、成長 ➤ 観客はカタルシスを得る

「ジョーに遠慮せず気持ちをぶつけてしまった。傷つけてしまったかもしれない」

キャスリーンがメールを読み上げることで、彼女の葛藤が可視化され、観客はキャスリーンに感情移入しやすくなっています。

 

ただ、この手の恋愛映画を観ていて、私が感情移入するのは脇役のほうだったりします。キャスリーンやジョーに選ばれなかった、フランクやパトリシア。
スクールカーストの下位にいた経験から、“余ってしまった”彼らの人生のほうが気になるんですよね。