「変化はいいことだって人はよく言うけど、それって望まないことが起こった時に使われる言葉よね」
『プリティ・ウーマン』や『ノッティングヒルの恋人』に並び、ロマンティック・コメディの名作として人気の高い映画『ユー・ガット・メール』。
この記事では、『ユー・ガット・メール』のあらすじとキャスト、元ネタとなった映画についてお伝えします。
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- 『ユー・ガット・メール』BSでのテレビ放送(2025)はいつ?原題の意味は?
- どんな話?『ユー・ガット・メール』あらすじ【現実では商売敵でも,ネットではメル友?】
- 2大スター,トム・ハンクス&メグ・ライアン出演!登場人物&キャスト
- 50年前の映画をリメイク?『ユー・ガット・メール』の元ネタは?
目次
『ユー・ガット・メール』BSでのテレビ放送(2025)はいつ?原題の意味は?
『ユー・ガット・メール』は1998年のアメリカ映画。
インターネットで知り合った男女が、メールを通して心の距離を近づけてゆくロマンティック・コメディです。
| 映画『ユー・ガット・メール』概要 | |
|---|---|
| 原題/英語タイトル | You’ve Got Mail |
| 上映時間 | 119分 |
| 監督 |
ノーラ・エフロン(『恋人たちの予感』) |
| 脚本 | ノーラ・エフロン |
| 音楽 |
ジョージ・フェントン(『恋はデジャ・ブ』) |
| 出演 | トム・ハンクス、メグ・ライアン |
13:00 ~ 15:00
原題は【You’ve Got Mail】。英文法でおなじみの、現在完了形ですね。
直訳すれば、「ちょうど今、メールを受信したところだ」という意味にります。
どんな話?『ユー・ガット・メール』あらすじ【現実では商売敵でも,ネットではメル友?】
マンハッタンのアッパー・ウエストサイドに住むキャスリーン(メグ・ライアン)は、母から継いだ児童書専門の書店を経営しています。
キャスリーンはコラムニストの恋人がいましたが、こっそりメールを送り合う「NY152」という相手がいました。キャスリーンは「ショップガール」というハンドルネームを使い、お互いの素性を知らないまま「NY152」とメッセージを送り合っていたのです。
いっぽう。「NY152」の正体は、巨大書店チェーン【フォックス・ブックス】の御曹司・ジョー(トム・ハンクス)でした。ジョーはたまたまキャスリーンの店を訪れますが、ライバル店の経営者だと知られたくないため、名乗れませんでした。
しかし、出版パーティでジョーとキャスリーンは再会。ジョーが大型書店の経営者だと知ったキャスリーンは、敵意をむき出しにします。
キャスリーンはメールを「NY152」に送り、仕事の悩みを打ち明けますが・・・
2大スター,トム・ハンクス&メグ・ライアン出演!登場人物&キャスト
ここで紹介する吹き替えは、DVD版のもの。NHK BSの放送は字幕スーパーです。
キャスリーン・ケリー
演:メグ・ライアン/吹き替え:こおろぎ さとみ
Photos Of Meg Ryan Just Being Herself In Her Golden Hollywood Dayshttps://t.co/uieMHdyTLq
— MSN India (@msnindia) November 10, 2025
(出典:MSN India on X)
児童書専門の小さな書店【ザ・ショップ・アラウンド・ザ・コーナー】を経営する女性。大手書店が近くに新店舗を出したため、自分の店の売り上げを心配する。メールのハンドルネームは「ショップガール」。
キャスリーンを演じたのは、アメリカの俳優メグ・ライアン。
1989年の『恋人たちの予感』のヒットで、“コメディエンヌ”としての地位を確立。『めぐり逢えたら』や『フレンチ・キス』といった恋愛コメディ映画で、人気を博しました。
・『恋人たちの予感』(1989)・・・つかず離れずの関係だった男女が、11年後に結ばれる恋愛コメディ。
・『めぐり逢えたら』(1993)・・・ラジオ番組を通じて知り合った男女が、実際に会うまでを描く恋愛コメディ。『ユー・ガット・メール』と同じ監督・キャストの組合わせ。
ジョー・フォックス
演:トム・ハンクス/吹き替え:井上 和彦
Tom Hanks Breaks from Hollywood Pack and Says He Hopes Trump Does Well https://t.co/KBFd2UtXOa #trending pic.twitter.com/q8tgLsWwkA
— PJ Media (@PJMedia_com) November 17, 2016
(出典:PJ Media )
大手書店【フォックス・ブックス】の経営者。キャスリーンの店の近くに、系列店をオープンさせようとしている。
メールのハンドルネームは「NY152」。
ジョーを演じたのは、アメリカの俳優トム・ハンクスです。
コメディアンから俳優へ転身。「フォレスト・ガンプ」「ターミナル」など、ヒット作多数。アカデミー賞の常連です。
・『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)・・・知的障害をもった青年がベトナム戦争期のアメリカをかけ抜ける、ヒューマン・ドラマ。ハンクスはアカデミー主演男優賞を受賞。
・『アポロ13』(1995)・・・月面着陸をめざしていたアポロ13号が、爆発事故に巻き込まれる伝記ドラマ。ハンクスは、またもアカデミー主演男優賞を受賞。
フランク・ナバスキー
演:グレッグ・キニア/吹き替え:宮本 充
キャスリーンと交際しているコラムニスト。
パトリシア・イーデン
演:パーカー・ポージー/吹き替え:林 佳代子
ジョーと親しい雑誌の編集者。
50年前の映画をリメイク?『ユー・ガット・メール』の元ネタは?
『ユー・ガット・メール』(1998)の元になったのは、1940年に製作されたロマンティック・コメディ映画『桃色の店』(街角 桃色の店という表記もあり)です。
原題は、【The Shop Around the Corner】。原題をストレートに訳すと、「街角の店」です。
実は、「The Shop Around the Corner」は、キャスリーンが経営している書店の名前と同じなんですね。『ユー・ガット・メール』の冒頭、10分26秒ごろに店の名前を確認できます。
『ユー・ガット・メール』はマンハッタンの書店が舞台ですが、『桃色の店』はハンガリーのブタペストにある雑貨店が舞台。
ざっくりあらすじを説明すると・・・
・・・ジェームズ・スチュワート演じるアルフレッドは、【マトチェック商会】のベテラン販売主任。マーガレット・サラヴァン演じるクララが、新しい店員として採用されます。
アルフレッドとクララは仕事のやり方をめぐって、事あるごとに衝突。お互いに毛嫌いしていました。
しかし、実は二人とも新聞広告で知り合った文通相手がおり、顔も知らない文通相手に心ひかれていました。やがて、アルフレッドは勇気を出し、文通相手に会う約束をしますが・・・
▲クリックすると動画が読み込まれます。
※『街角 桃色の店』は、U-NEXTかAmazonプライムビデオで視聴できます。
『桃色の店』の監督は、ドイツ出身のエルンスト・ルビッチ。
洗練されたセリフ回しには定評があり、恋愛コメディ『ニノチカ』(1939)、反戦喜劇『生きるべきか死ぬべきか』(1942)といった作品で知られています。
『桃色の店』も『ユー・ガット・メール』も、楽しい恋愛コメディです。
観客の満足度が高い理由が、物語構造にあります。
主人公たちは自分の欠点に気づき、文通相手(メール相手)に気持ちを吐露します。
主人公が葛藤を告白 ➤ 欠点を克服し、成長 ➤ 観客はカタルシスを得る
「ジョーに遠慮せず気持ちをぶつけてしまった。傷つけてしまったかもしれない」
キャスリーンがメールを読み上げることで、彼女の葛藤が可視化され、観客はキャスリーンに感情移入しやすくなっています。
ただ、この手の恋愛映画を観ていて、私が感情移入するのは脇役のほうだったりします。キャスリーンやジョーに選ばれなかった、フランクやパトリシア。
スクールカーストの下位にいた経験から、“余ってしまった”彼らの人生のほうが気になるんですよね。