映画『スタンド・バイ・ミー』吹き替えは昔のテレビ放送とDVDで違う?リバー・フェニックスの声はコナン?

2021年5月24日
映画『スタンド・バイ・ミー』吹き替えは昔のテレビ放送とDVDで違う?リバー・フェニックスの声はコナン?

4人の少年たちのひと夏の冒険を描いた青春映画『スタンド・バイ・ミー』が、地上波テレビ放送されます。この映画には吹き替えが3バージョンあり、声の印象もガラッと変わります。

この記事では、金曜ロードショーで放送される吹き替えの声優を中心に、3パターンのキャストを比較。それぞれのバージョンをどの媒体で視聴できるのか、お伝えします。

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 映画『スタンド・バイ・ミー』地上波テレビ放送(2021)は、いつ?

『スタンド・バイ・ミー』は1986年のアメリカ映画。

オレゴン州のいなか町に住む4人の少年たちは、電車にひかれたある少年が森の奥で風雨にさらされている、という噂を聞きます。「死体を見つけたら英雄になれる」と思った4人は、線路伝いに死体探しの冒険に出るのです・・・

映画『スタンド・バイ・ミー』
原題Stand by Me
製作年1986年
製作国アメリカ
ジャンル青春ドラマ
上映時間89分
監督ロブ・ライナー(『恋人たちの予感』『ミザリー』)
原作スティーブン・キング『スタンド・バイ・ミー 恐怖の四季 秋冬編』
主題歌ベン・E・キング『スタンド・バイ・ミー』
出演ウィル・ウィートン、リヴァー・フェニックス、コリー・フェルドマン、ジェリー・オコンネル、キーファー・サザーランド

 映画『スタンド・バイ・ミー』の地上波放送は、2021年5月28日(金)。日本テレビ系列「金曜ロードショー」にて。

21:30 ~ 23:24

放送は、よる9時30分から。 前の時間帯にサッカーのW杯予選の中継があるため、いつもより30分おそく始まります。

映画『スタンド・バイ・ミー』登場人物と吹き替え声優 | リバー・フェニックスの声はコナン?

映画『スタンド・バイ・ミー』のおもな登場人物と、2021年5月に「金曜ロードショー」で放送される際の吹き替え声優です。

ゴーディ

ウィル・ウィートン/声:土井 美加(どい みか)

おとなしくて、真面目な主人公。物語を作るのが好きで、のちに作家になる。将来を期待されていた兄はなくなっており、両親は悲しみに暮れるばかり。両親に構ってもらえないゴーディは、疎外感を感じている。

吹き替えは、アニメ『るろうに剣心』の高荷恵 役、土井美加さん。

クリス

リヴァー・フェニックス/声:高山 みなみ

ゴーディの親友。正義感が強く、頭もよい。しかし、父がアルコール依存症で、兄も悪さばかりしているため、マイナス思考になっている。なにかとゴーディを気にかけてくれる。

吹き替えは、アニメ『名探偵コナン』の江戸川コナン役、高山みなみさん。

テディ

コリー・フェルドマン/声:水原 リン(現在は改名して、真山亜子)

眼鏡をかけた、屈折した心を持つ少年。父から虐待され、ストーブで耳を焼かれた。そのいっぽう、ノルマンディー上陸作戦の英雄だった軍人の父を尊敬している。

テディ役のコリー・フェルドマンは、大人ぶった少年・マウス役で『グーニーズ』にも出演。

吹き替えは、アニメ『ONE PIECE』のココロ、ニョン婆役、真山亜子さん。

バーン

ジェリー・オコンネル/声:亀井 芳子(かめい よしこ)

あわて者の太った少年。お小遣いを入れたビンを自宅の床下に埋めたけれど、どこに埋めたか分からなくなった。

吹き替えは、アニメ『ヤマトタケル』の主人公・ヤマトタケル 役、亀井 芳子さん。

エース

キーファー・サザーランド/声:森川 智之(もりかわ ともゆき)

不良グループのリーダー。タバコの火でクリスを脅したり、バットで郵便受けを壊したりと、悪ぶっている。

演じるキーファー・サザーランドは、海外ドラマ『24』の主人公ジャック・バウアー役で有名。

吹き替えは、アニメ『NARUTO』の波風ミナト役、森川智之さん。

ゴーディ(大人)

リチャード・ドレイファス/声:野島 昭生(のじま あきお)

ゴーディが大人に成長して、作家となった姿。映画の語り手もつとめる。

吹き替えは、アニメ『るろうに剣心』の般若 役、野島昭生さん。

映画『スタンド・バイ・ミー』の吹き替えは何種類?

 映画『スタンド・バイ・ミー』の吹き替えは、大きくわけて3つの種類があります。メインとなる4人の少年たちの声を担当した人たちも、各バージョンによって異なります。

  1. ビデオ(VHS)・DVD版・・・プロの女性声優
  2. フジテレビ版・・・子役
  3. ブルーレイ版(25周年記念、デジタルリマスター版)・・・若手俳優

2021年5月の「金曜ロードショー」 では、表のいちばん左側の「ビデオ・DVD版」の吹き替えで放送されます。

 《映画『スタンド・バイ・ミー』3つの種類と、吹き替え声優》

役名ビデオ・DVDフジテレビ25周年BD
ゴーディ(主人公)土井美加神藤一弘滝原祐太
クリス(親友)高山みなみ梶野博司村上想太
テディ(メガネ)水原リン岩田光央宮里駿
バーン(太っちょ)亀井芳子大友大輔海鋒拓也
エース(不良のリーダー)森川智之井上和彦加瀬康之
ゴーディ(作家)野島昭生樋浦勉原康義

 もっとも手軽に聴けるのが、「ビデオ(VHS)・DVD版」の吹き替えです。

赤字で示したように、4人の少年たちを女性のプロ声優が演じているのが特徴です。市販されているDVDは、ほとんどがこの配役。AmazonプライムビデオやNetflixなどの動画配信も、レンタルできるDVDもこのバージョンです。

真ん中の「フジテレビ版」は、1989年8月に初めてテレビ放送された時の吹き替え。メインとなる少年4人の声は、テディ役の岩田光央のみが大人で、あとは当時の子役たちが担当しました。プロの声優が演じるのとは違った、自然な演技が魅力的です。

その後、『スタンド・バイ・ミー』はTBS(1991年)、日本テレビ(1996年)、テレビ東京(2008年)など、6度に渡ってテレビ放送されていますが、すべて「フジテレビ版」の吹き替えでした。

2021年5月の「金曜ロードショー」では、テレビでは初めて「ビデオ(VHS)・DVD版」の吹き替えが放送されることになります。このため、昔のテレビ放送の吹き替えに親しんだファンからすると、違和感があるかもしれません。

表の右側は、「25周年記念のブルーレイ版」。これは『スタンド・バイ・ミー』製作25周年を記念して、2011年6月に発売されたブルーレイに収録されたバージョン。メインの少年4人には、収録当時、二十歳前後の若手俳優たちが起用されています。

やはりプロの声優とは異なる、素朴な演技が持ち味となっています。

昔のテレビ放送の吹き替えは、コロンビア映画90周年記念の『吹替洋画劇場』DVD&ブルーレイに収録!

 現在、映画『スタンド・バイ・ミー』円盤(DVD、またはブルーレイのこと)を買おうと思ったら、もっとも新しいのは2019年10月に発売された『スタンド・バイ・ミー 4K ULTRA HD』となります。

www.youtube.com

 4Kなので映像はキレイですが、吹き替えの配役は「25周年記念のブルーレイ版」と同じです。あとは、ULTRA HD ブルーレイに対応した再生機器が必要です。

昔のテレビ放送、つまり「フジテレビ版」の吹き替えは、「吹替洋画劇場 コロンビア映画90周年記念『スタンド・バイ・ミー』デラックスエディション」のDVDやブルーレイに収録されています。

 これは、2014年12月に発売されたDVD&ブルーレイです。既存の「25周年記念のブルーレイ版」Discに加えて、“映像特典”として「フジテレビ版」の吹き替えが収録されたDiscがついてきます。DVDもブルーレイも特典の内容は同じ。

ただし、テレビ放送時の吹き替えがそのまま使われているだけなのが、残念なところ。吹き替えが制作されていないシーンは、付け足されていません。

でも、「フジテレビ版」の吹き替えはやっぱり味があるんですよ。声をあてたのは、当時の子役たち。ほとんどは芸能界を辞めているし、技術的には“上手い”とは言い切れないかもしれません。それでも、思春期の子供にしか出せない逡巡やキラメキが詰まっています。